(1) 関数 y=f(x) のx における接線の傾きは,その導関数 f ’(x) に等しい. ※ 導関数を求めることを,微分するという. (2) 整式を微分するには,次の公式による.
·y=xn → y’=nxn-1 ( n=1,2,3,・・・)
例1·y=k (定数) → y’= 0 · y=x → y’= 1 · y=x2 → y’= 2x · y=x3 → y’= 3x2 · y=x4 → y’= 4x3 · y=5 → y’= 0 |
(解説) f(x)=k(定数)のとき, f(x)=xのとき, f(x)=x2のとき, f(x)=x3のとき, 一般に,f(x)=xnのとき, |
(3) 関数の定数倍,和差の微分については,次の公式が成り立つ.(微分してから定数倍,和差を作ればよい.) · · |
例2 · y=3x2 → y’= 3·2x=6x · y=2x5 → y’= 2·5x4=10x4 · y=x2+x → y’= 2x+1 · y=x5−x4 → y’= 5x4−4x3 · y=4x3−3x2 → y’= 12x2−6x · y=-3x2+4x − 2 → y’=−6x+4 |
(4) 関数の積,商の微分については,次のような計算はできないので注意が必要 |
整式の積は展開してから微分すると簡単に計算できる. 例3 · y=(x+1)(x+2) → y=x2+3x+2 → y’=2x+3 · y =(x+1)2 → y=x2+2x+1 → y’=2x+2 |
■即答問題■ | (2) 次の関数を微分せよ. |