文学部・文学研究科

文学研究科公開科目

西洋古代文化史特講I

追憶のスパルタ帝国
前371年のレウクトラの戦いで大敗したスパルタはその市民兵の多くを失い、欲しいままにしてきた名声と威信を一気に失ってしまう。残されたのはかつての残滓でしかなかった。アルカディアやアルゴス、ボイオティアの連合、ボイオティアの台頭に危機感を抱くアテナイ、危機にさらされる同盟諸国。スパルタはその矛盾を抱えながら帝国の防衛に当たるも、帝国を失いペロポネソスの一地方国家に転落していく。本講ではその原因は何であり、古代世界で帝国が果たしていた機能は何であったのかを探ってみたい。