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文学部・文学研究科
文学研究科公開科目
西洋古代文化史特講Ⅱ
ギリシアにおける帝国とその構造
本講は前五世紀を中心にギリシア世界に大きな影響を及ぼした二つの帝国、アテナイ帝国とスパルタ帝国、を対象とする。基本的にはポリスとエトノスというギリシア的国家形態を基礎とし、その限界を超えることが出来なかったが、シュンマキアと呼ばれる同盟とフィリアやクセニアと呼ばれるポリスを越えた有力政治家同士の人的なつながり、スタシスと呼ばれる国内の同志的紐帯と対立、アテナイに代表される強大な海軍、スパルタに代表される強力な陸軍を手段としてアテナイとスパルタはエーゲ海を中心とするギリシア世界に強大なヘゲモニーを手にしたのである。帝国と言う用語は都市国家の域を超えることのなかった古代ギリシア世界には不適切ではあるが、近代の歴史家達は便宜的にペルシア戦争後のアテナイ、ペロポネソス戦争後のスパルタをそれぞれ帝国と呼んでいる。その帝国を支えたものは何なのか、何が帝国を崩壊に導いたのか、これらの問題について本講は考察を進めていきたい。
担当者 | 中井 義明 | |
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シラバス | 2006年度 秋学期 | |
配付資料 | 資料1[PDF 526KB] 資料2[PDF 133KB] 資料3[PDF 64KB] 資料4[PDF 125KB] 資料5[PDF 95KB] 資料6[PDF 121KB] | リンク:可 |
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複製:可 | ||
印刷:可 | ||
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