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法学部・法学研究科
法学部公開科目
政治行動論
政治的な営みは、それは政治的なアクターの「行動」の結果であるということができるでしょう。その時の総理大臣が、ある政策の実現を目指して、具体案の作成を関係省庁に指示をするから、その原案が準備される。そして、それに賛成する政治家と、また反対する政治家との駆け引きのなかで、具体的な政策が形成されるわけです。そして、その政策過程のさまざまな局面で、個々のアクターの「行動(行為)」があります。
もちろん、ここでのアクターは、政治家だけにはかぎりません。一般市民や有権者はもちろんのこと、市民団体の活動家なども含みます。また、個人ではなく、集団もアクターと成りえます。政党・派閥・市民団体・利益集団も立派なアクターです。そして、国家も、また、国際政治の舞台では1つのアクターです。
これらの「政治的」なアクターが、なぜ、どのような理由で、どのようなメカニズムで、一定の「行動」を取ったかを説明しようとするのが、政治学の1つの役割です。そして、その際に有用だと思われる理論や分析アプローチを紹介するのがこの科目の目的です。
政治行動を説明する理論は多くありますが、そのうち、ゲーム理論と中心とした合理選択論的アプローチと、認知心理学を参考にした社会心理学のアプローチをこの講義では紹介します。
担当者 | 西澤 由隆 | |
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シラバス | 2008年度 春学期 | |
授業資料 |
Ⅰ. ゲーム論的アプローチ 1. ゲームの分類[PDF 129KB] 2. 「連合」ゲーム[PDF 117KB] 3. 「選挙」ゲーム[PDF 174KB] Ⅱ. 心理学的アプローチ 4. 対人認知[PDF 197KB] 5. 認知と「ショートカット」[PDF 186KB] 6. 「グループシンク」[PDF 73KB] 7. 「他者」の圧力[PDF 141KB] 8. 「権威」からの圧力[PDF 90KB] |
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