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文学部・文学研究科

文学部公開科目

西洋文化史(8)

本講の内容
本講は紀元前5世紀の東地中海世界の政治過程をテーマとしている。前5世紀の東地中海はペルシア戦争・アテナイ帝国・ペロポネソス戦争によって象徴される。パルテノン神殿によって古典様式の美術が、アイスキュロスやソフォクレス、エウリピデスによってアッティカの悲劇が、ヘロドトスやトゥキュディデスによってヒストリアイと呼ばれる歴史叙述が確立され、民主政をめぐる大論争が展開されたのが前5世紀の東地中海世界であった。古代ギリシア史をアケメネス朝ペルシアとアテナイやスパルタといったポリスを中心とするギリシアの相関関係の中でヘレネス(ギリシア人)とバルバロイ(異民族)、民主政と寡頭政、貧民大衆と富裕エリート層をめぐるイデオロギー上の大論争をテーマとしている。そしてこれらの論争はイデオロギーによって作り上げられた様々な幻想の共同体を生み出していったのである。その典型的なものがデロス同盟ではなかったか、と考えている。本講はペルシア戦争からペロポネソス戦争に至る東地中海世界の政治過程をたどりながら、文化史としての政治史を再構築する可能性を提示することを目的としている。

キーワード
ヘレネス、バルバロイ、民主政、寡頭政、貧民、富裕者、自治、自由、帝国、イオニア人、ドーリス人